じょう【上】
[名] 1 質の程度・価値・等級・序列などが高いこと。標準よりすぐれていること。また、その記号にも使う。「中の—の生活」「握りずしの—をたのむ」⇔下。 2 本を2冊または3冊に分けたときの、第...
じょう‐ひょう【上表】
《古くは「しょうひょう」》 1 上に掲げてある表。「—を参照せよ」 2 意見を書いた文書を、君主に奉ること。また、その文書。「時に中納言、農務(なりはひ)を妨げむことを恐り、—して諫を立つ」〈霊...
すき‐の‐くに【主基の国】
大嘗祭(だいじょうさい)に、神饌(しんせん)の新穀を奉る国。京都以西の国が卜定(ぼくじょう)され、平安時代以降は丹波・備中を交替にあてた。→悠紀(ゆき)の国
涼(すず)しき方(かた)
清らかで気分さわやかな世界。極楽浄土。地獄を焦熱の所とみるのに対していう。「いかなる所におはしますらむ。さりとも—にぞと思ひやり奉るを」〈源・総角〉
せち‐りょう【節料】
節の行事に用いる飲食物。また、そのための費用。「晦日(つごもり)にもなりぬれば、ここかしこに—いと多く奉る」〈宇津保・蔵開下〉
せんかた‐な・い【為ん方無い/詮方無い】
[形][文]せんかたな・し[ク] 1 なすべき方法が見つからない。どうしようもない。「—・くあきらめる」「悔やんでも—・いことだ」 2 やりきれない。また、たまらなく悲しい。「御ありさま見奉るに...
せん‐しん【撰進/選進】
[名](スル)詩歌・書物を編集して天皇などに奉ること。「和歌集を—する」
せんみょう‐し【宣命紙】
宣命を書き記す紙。普通は黄麻紙(おうまし)、伊勢神宮に奉るものは縹紙(はなだ)紙、賀茂神社に奉るものは紅紙を用いた。
たて‐あかし【立て明かし】
庭などに立てて照明に用いるたいまつの類。たちあかし。「所々に—して還御急がし奉るけしき見ゆるも」〈とはずがたり・三〉
た‐ぶさ【腕/手房】
て。てくび。また、うで。「折りつれば—にけがる立てながら三世の仏に花奉る」〈後撰・春下〉