らんちょう【蘭蝶】
新内節。本名題「若木仇名草(わかきのあだなぐさ)」。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作曲。安永年間(1772〜1781)成立。太鼓持ち市川屋蘭蝶が新吉原の遊女此糸(このいと)となじみ、女房...
りんき‐こう【悋気講】
江戸時代、庶民の女房たちが集まってひらく無尽講。集まると夫の浮気話などを言い合い、うさをはらしたところからいう。
ろくやた【六弥太】
《豆腐を女房詞で「おかべ」というところから、源義経の臣、岡部六弥太にかけていう》豆腐の異称。
ろれん【呂蓮】
狂言。僧に出家を勧められて髪を剃(そ)り、呂蓮と名づけてもらった亭主が、女房にしかられて気が変わり、二人で僧を追い出す。
ワイフ【wife】
妻。家内。女房。
わか‐おもと【若御許】
年若い女房。「—たちのもの笑ひし給ふ、はづかし」〈栄花・本の雫〉
わか‐しゅ【若衆】
1 年若い者。若者。若い衆。 2 美少年。特に、男色の対象となる少年。ちご。「ほれた—と参会の夜」〈仮・犬枕〉 3 江戸時代、元服前の前髪姿の少年。「さもいつくしき女房たち、又は—も打ち交じり」...
わき‐い・ず【湧き出づ/涌き出づ】
[動ダ下二] 1 「わきでる1」に同じ。「土裂けて水—・で」〈方丈記〉 2 「わきでる2」に同じ。「—・づる涙の川はたぎりつつ」〈宇津保・嵯峨院〉 3 「わきでる3」に同じ。「優なる女房うち使ひ...
わく‐せき
[副]心がせいて落ち着かないさま。せかせか。「傍にて女房が気も—」〈露伴・五重塔〉
わら【蕨】
蕨(わらび)をいう女房詞。