すがし‐め【清し女】
清らかで美しい女。「言(こと)をこそ菅原(すげはら)と言はめあたら—」〈記・下・歌謡〉
すがる‐おとめ【蜾蠃少女】
ジガバチのように腰が細い、美しい少女。「胸別(むなわけ)の広き我妹(わぎも)腰細の—のその姿(かほ)のきらきらしきに」〈万・一七三八〉
す‐じょ【数女】
《「数」は多数。転じて下等の意》下級の遊女。「分里(ぶんり)(=遊里)の—」〈浮・一代女・二〉
すなのおんな【砂の女】
安部公房の長編小説。昭和37年(1962)刊。同年、第14回読売文学賞小説賞受賞。昆虫採集の旅に出た男が、砂丘地帯に住む女との同棲を強制され、脱出不可能な砂の穴の中で、自己の存在と自由の認識を...
すまし‐め【清まし女】
宮中で器具を洗ったり、お湯殿のことなどを勤めたりした下級の女官。
するめ【鯣】
1 イカの胴を縦に切り開き、内臓を取り去って干した食品。祝儀に用いることが多い。 2 スルメイカのこと。 [補説]1は、祝儀では「寿留女」とも当てて書く。
せいいのおんな【青衣の女】
《原題、(オランダ)Dame in blauw jak》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦47センチ、横39センチ。青い上着を着た女性が手紙を読んでいる姿を描く。アムステルダム国立美術館所蔵...
せいしょうじょ【聖少女】
三好徹の短編小説。昭和42年(1967)発表。同年、第58回直木賞受賞。昭和43年(1968)テレビドラマ化。
倉橋由美子の小説。昭和40年(1965)刊。父と娘の禁断の愛を描いたヌーボーロ...
せい‐じょ【聖女】
神聖な女性。多く宗教的な事柄に生涯をささげた女性をさす。
せい‐じょ【青女】
《「淮南子(えなんじ)」天文訓から》霜・雪を降らすという女神。転じて、霜や雪。