すいた‐らし・い【好いたらしい】
[形]なんとなく好ましく思われる。感じがいい。「お常は三蔵を—・い人だと思う」〈虚子・俳諧師〉
すかん‐たらし・い【好かんたらしい】
[形]好かない。気に入らない。いやらしい。「—・い眼光(めつき)の渋谷に秋波(いろめ)を注がれて」〈紅葉・二人女房〉
すき【好き】
[名・形動] 1 心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。「—な人」「—な道に進む」⇔嫌い。 2 片寄ってそのことを好むさま。物好き。また、特に、好色。色好み。「幹事を買って出るなんて、...
すき‐あ・う【好き合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに好く。恋いし合う。「—・って一緒になる」
すき‐あり・く【好き歩く】
[動カ四] 1 あちこち浮気をしてまわる。「なほ同じごと—・きければ」〈源・夕顔〉 2 風流を好んであちこち歩きまわる。「花の下、月の前と—・きけり」〈宇治拾遺・一五〉
すき‐かって【好き勝手】
[名・形動]気ままに振る舞うこと。また、そのさま。「—な一人暮らし」「—に行動する」
すき‐がま・し【好きがまし】
[形シク]色好みらしい。好色らしい。「かかること、ゆめ人に言ふな。—・しきやうなり」〈和泉式部日記〉
すき‐きらい【好き嫌い】
好きなことと、嫌いなこと。また、えりごのみ。「何かと—の激しい性格」
好(す)きこそ物(もの)の上手(じょうず)なれ
好きな事にはおのずと熱中できるから、上達が早いものだ。
すき‐このみ【好き好み】
好みとすること。また、そのもの。嗜好(しこう)。「子供の—に合わせる」