にん【妊】
[常用漢字] [音]ニン(呉) [訓]はらむ みごもる。はらむ。「妊娠・妊婦/懐妊・避妊」 [補説]「姙」は異体字。 [名のり]さね・もつ
にん‐かつ【妊活】
《「妊娠活動」の略》妊娠についての知識を身につけ、体調管理を心がけたり、出産を考慮に入れた人生設計を考えたりすること。
にん‐さんぷ【妊産婦】
妊婦と産婦。妊娠中や出産前後の女性。
にん‐しん【妊娠】
[名](スル)女性が身ごもること。受精した卵子を子宮内で発育させること。哺乳類にみられ、受精卵が子宮に着床し、母体と連絡する胎盤を生じて発生が進み、一定の期間を経て胎児が分娩(ぶんべん)される。...
にんしん‐おそ【妊娠悪阻】
妊娠初期のつわりの悪化したもの。
にんしんカレンダー【妊娠カレンダー】
小川洋子の短編小説。姉の妊娠をきっかけに妹に起きた精神の揺らぎを描く。平成2年(1990)発表。同年、第104回芥川賞受賞。
にんしん‐けんさやく【妊娠検査薬】
妊娠の有無を簡易的に判定する検査薬。尿中に含まれるヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンを検出し、陽性の変色反応を示す。 [補説]検査薬のみでは偽陰性・偽陽性の可能性があ...
にんしんこうけつあつ‐しょうこうぐん【妊娠高血圧症候群】
妊娠20週以降から分娩後12週までに高血圧症状あるいは高血圧に加えて尿たんぱくがみられる異常の総称。母体が妊娠に伴うさまざまな生理現象に適応できないために起きると考えられている。日頃から血圧が高...
にんしん‐じん【妊娠腎】
妊娠が原因で腎臓の機能に障害が起きた状態。むくみ・たんぱく尿などの症状を示す。子癇(しかん)を起こす危険がある。
にんしん‐せん【妊娠線】
妊娠後半期に妊婦の腹部などの皮膚にあらわれる青味または赤味を帯びた線。外皮が急に伸長し、皮下組織が断裂することによって生じる。分娩前は新妊娠線、分娩後に白く退色した線は旧妊娠線ともいう。