し‐まつ【始末】
[名・形動](スル) 1 物事の始めと終わり。始めから終わりまでの細かい事情、または成り行き。いきさつ。顛末(てんまつ)。「事の—を見守る」 2 ある物事の最終的な状況。特に、よくない結果。「し...
しまつ‐がき【始末書(き)】
「しまつしょ(始末書)」に同じ。
始末(しまつ)が悪(わる)・い
手間が掛かり面倒である。処理のしようがない。「壊れやすい上に修理もできないというのだから—・い」
しまつ‐ぎ【始末気】
倹約しようという気持ち。「急に—を出し」〈二葉亭・平凡〉
しまつ‐ごころ【始末心】
倹約しようとする心。「よろづの—を捨てて、大焼(おほた)きする竈(かまど)を」〈浮・五人女・二〉
しまつ‐しょ【始末書】
1 過ちをわびるために、事情を記して関係者に提出する書類。しまつがき。「—をとられる」 2 公的責任を問われている者が、自己に関して問題になっている事柄の一部始終を記載して提出する文書。
始末(しまつ)に負(お)え◦ない
どうしようもない。処理できない。手に負えない。「—◦ないいたずらっ子」
しまつ‐や【始末屋】
1 常に節約を心がけて、むだをしない人。倹約家。しまりや。 2 江戸時代、遊女屋で無銭遊興した客の代金取り立てを業とした者。「—と知らずお袋馳走をし」〈柳多留・九八〉
始末(しまつ)を付(つ)・ける
きちんと処理をする。締めくくりをつける。「もめごとの—・ける」