あさがお‐ひめ【朝顔姫】
織女星(しょくじょせい)の異称。
あめのおみかんひめ【雨の温州蜜柑姫】
橋本治の小説。昭和53年(1978)に第1作を刊行した青春小説「桃尻娘」シリーズの最終作。平成2年(1990)刊。
あんじゅ‐ひめ【安寿姫】
山椒太夫(さんしょうだゆう)伝説に出てくる姫。弟の厨子王(ずしおう)とともに山椒太夫に売られたが、弟を逃がし、拷問を受けて死んだという。
あんちん‐きよひめ【安珍清姫】
紀州道成寺(どうじょうじ)に伝わる伝説。紀伊牟婁(むろ)の清姫が、自宅に泊まった僧安珍に恋慕し、大蛇に化身して後を追い、道成寺の鐘の中に隠れた安珍を焼き殺す物語。謡曲・浄瑠璃などの題材。
いち‐ひめ【市姫】
市場を守護する女神。市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をいう。
いとおり‐ひめ【糸織(り)姫】
織女星のこと。
いと‐ひめ【糸姫】
製糸・織物工場の女子工員の称。
いばらひめ【茨姫】
⇒眠れる森の美女
いわなが‐ひめ【磐長姫/石長比売】
日本神話にみえる女神。長寿をつかさどる。大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘で、妹の木花開耶姫(このはなのさくやびめ)とともに天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に献上されたが、容姿が醜いために返された。
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】
《「うじのはしびめ」とも》 京都府宇治市宇治橋の西詰めにある橋姫神社の祭神とされる女神。宇治橋を守る神で、住吉大明神が夜ごと通ったという伝説がある。 嵯峨天皇の代、嫉妬(しっと)のあまり宇治...