やみのなかのしゅくさい【闇のなかの祝祭】
吉行淳之介の短編小説。昭和36年(1961)、「群像」誌に掲載。妻と愛人の女優との間で揺れる男の姿を描く。
やめるバッカス【病めるバッカス】
《原題、(イタリア)Bacchino malato》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。縦67センチ、横53センチ。自身が酒神バッカスに扮し、ぶどうを手に取った姿を描いた作品。ローマ、ボルゲーゼ...
やよい‐じん【弥生尽】
陰暦3月末日。春の尽きる日。《季 春》「色も香もうしろ姿や—/蕪村」
やわらかなほほ【柔らかな頰】
桐野夏生のミステリー小説。失踪した娘を捜す母親と元刑事が、事件の真相を追う姿を描く。平成11年(1999)刊行。同年、第121回直木賞受賞。平成13年(2001)テレビドラマ化。
ヤン
前川康男の児童文学作品。自身の学徒出陣の経験をもとに、戦争に翻弄される中国人少年ヤンの姿を描く。昭和42年(1967)刊行。第15回サンケイ児童出版文化賞受賞。
ゆう【優】
[名]すぐれていること。また、成績の評価で上位を表す語。「秀—良可」 [形動][文][ナリ] 1 美しく上品なさま。「濡羽の黒髪、肩に振分けて後に下げたる姿、—に気高し」〈樗牛・滝口入道〉 ...
ゆう【雄】
[常用漢字] [音]ユウ(漢) [訓]お おす 〈ユウ〉 1 おす。「雄蕊(ゆうずい)・雄性/雌雄」 2 おおしい。勇ましく強い。胆力・知力のすぐれた人。「雄姿・雄壮・雄弁/英雄・奸雄(かんゆ...
ゆう‐えん【幽艶/幽婉】
[名・形動]奥ゆかしく美しいこと。また、そのさま。「—な容姿」
ゆう‐かげ【夕影】
1 夕方の日の光。夕日。「—に映える山並み」 2 夕日に照らされたものの形や姿。「一日(ひとひ)の源氏の御—、ゆゆしうおぼされて」〈源・紅葉賀〉
ゆう‐し【勇姿】
いさましい姿。「日本選手団の—」