うな・ぐ【項ぐ/嬰ぐ】
[動ガ四]うなじに掛ける。「菅笠小笠我が—・げる珠の七つ緒」〈万・三八七五〉
えい【嬰】
音楽で、本来の音より半音高いことを示す語。「—ヘ短調」⇔変。
えい【嬰】
[音]エイ(漢) 1 赤ん坊。みどりご。「嬰児/孩嬰(がいえい)」 2 まといつく。枠を守って出ない。「退嬰」 3 加える。半音高くすること。「嬰記号」
えい‐う【嬰羽】
中国・日本音楽で、五声のうち、羽(う)の音より一律(半音)高い音。
えい‐がい【嬰孩】
赤ん坊。ちのみご。嬰児(えいじ)。
えい‐きごう【嬰記号】
音楽で、変化記号の一。ある音を半音上げるための♯の記号。シャープ。→変記号
えい‐しょう【嬰商】
中国・日本音楽で、五声のうちの商の音より一律(半音)高い音。
えい‐じ【嬰児】
生まれたばかりの赤ん坊。ちのみご。乳児。
えいじごろし【嬰児殺し】
山本有三の戯曲。一幕。大正9年(1920)発表。生活苦から嬰児を絞殺した女土工と、それに同情しながらも彼女を連行する巡査を通じ、社会の矛盾をついたもの。
みどり‐ご【緑児/嬰児】
《古くは「みどりこ」》生まれたばかりの赤ん坊。また、3歳くらいまでの幼児。