せん‐せい【潜性】
対立形質において、雑種第一代では発現を抑えられるほうの形質。潜在して子孫に現れる。リセッシブ。⇔顕性。 [補説]かつては「劣性」と称した。→劣性[補説]
せんぞ‐がえり【先祖返り】
1 何代も前の先祖がもっていた遺伝上の形質が、突然その子孫のある個体に現れること。人間に尾が生じたり異常に毛が生えたりする類。帰先遺伝。 2 (比喩的に)一度は廃れた技術や思想が、ふたたび取り上...
そう‐し【桑梓】
《昔、中国で、屋敷の垣根に桑と梓(あずさ)とを植え、養蚕や器具用として子孫に残したという「詩経」小雅・小弁の故事から》父母を敬い、ふるさとを思うこと。転じて、ふるさと。故郷。
そく‐けいとうぐん【側系統群】
生物の分類群で、ある単一の共通祖先から進化した子孫のうち、特定の系統を除いて残りをまとめたもの。→単系統群 →多系統群
そせん‐すうはい【祖先崇拝】
祖先や祖霊に対する信仰。子孫や一族の加護を祈るのが一般的形態。その集団の結束を固めるのにも役立つ。日本をはじめ、東アジア・アフリカ・古代ヨーロッパなどに見られる。
そみん‐しょうらい【蘇民将来】
1 神に宿を貸した善行により茅(ち)の輪の法を教えられ、子孫に至るまで災厄を免れることを約束された説話上の貧者の名。→ 茅(ち)の輪 2 疫病よけの護符の名。柳の木を六角または八角の塔状に削り、...
そん【孫】
1 子孫。「当家五代の—」 2 血筋。血統。「姉は父御の—を継ぎ」〈浄・堀川波鼓〉
そん【孫】
[音]ソン(呉)(漢) [訓]まご [学習漢字]4年 〈ソン〉 1 子の子。まご。「愛孫・外孫・子孫・児孫・従孫・曽孫(そうそん)」 2 同じ血筋を引く者。子孫。「天孫・末孫」 〈まご〉「孫...
ぞう【族】
《「ぞく」の音変化》一族。また、子孫。「汝が—に、この国の守とはなさん」〈宇治拾遺・一五〉
たいら【平】
姓氏の一。皇族賜姓の豪族で、桓武(かんむ)平氏・仁明(にんみょう)平氏・文徳(もんとく)平氏・光孝平氏などの流れがある。最も栄えたのは桓武平氏の葛原(かつらばら)親王の流れで、高棟王(たかむねお...