こ【孤】
[名・形動ナリ]一人だけでいること。独りぼっちで助けのないこと。また、そのさま。「徳—ならず、必ず隣あり」
こ【孤】
[常用漢字] [音]コ(漢) [訓]みなしご 1 両親と死に別れた子。「孤児/鰥寡孤独(かんかこどく)」 2 ひとりぼっち。単独。「孤影・孤高・孤舟・孤城・孤島・孤独・孤立」 [名のり]かず・とも
こ‐うん【孤雲】
他に離れて空に浮かぶひとひらの雲。片雲(へんうん)。「—野鶴を見て別天地に逍遥するは」〈透谷・山庵雑記〉
こうん‐えじょう【孤雲懐奘】
[1198〜1280]鎌倉中期の曹洞宗の僧。京都の人。比叡山の僧であったが、のち、道元に師事し、永平寺第2世となった。著「正法眼蔵随聞記」など。
こ‐えい【孤影】
独りぼっちでもの寂しそうに見える姿。「—悄然(しょうぜん)として去る」
こ‐かい【孤介】
偏屈で、世人と調和しないこと。狷介(けんかい)。
こ‐かく【孤客】
一人で旅をしている人。「遠く万里の—となり」〈芥川・開化の殺人〉
こ‐がん【孤雁】
群れを離れて1羽だけでいる雁。
こ‐きん【孤衾】
ひとり寝の夜具。また、ひとり寝のこと。
こ‐ぐん【孤軍】
援軍がなく、孤立した少人数の軍勢。