うき‐ね【浮き寝】
1 水鳥が水に浮いたまま寝ること。 2 人が船の中で寝ること。「波の上に—せし宵あど思(も)へか心悲しく夢(いめ)に見えつる」〈万・三六三九〉 3 心が落ち着かないで、安眠できず横になっているこ...
こう‐みん【高眠】
[名](スル) 1 枕を高くして眠ること。安心して眠ること。安眠。 2 世俗を離れて隠れ住むこと。
聖人(せいじん)に夢(ゆめ)なし
《「荘子」大宗師から》聖人は悟りの境地にあり、雑念に煩わされないから、安眠することができて夢など見ない。
な・す【寝す】
[動サ四]《動詞「ぬ(寝)」に使役の意が加わった語形》寝させる。寝かす。「まなかひにもとなかかりて安眠(やすい)し—・さぬ」〈万・八〇二〉
ま‐な‐かい【目交ひ/眼間】
《「目(ま)の交い」の意》目の先。目の前。「いづくより来たりしものそ—にもとなかかりて安眠(やすい)しなさぬ」〈万・八〇二〉
みん【眠】
[常用漢字] [音]ミン(慣) [訓]ねむる ねむい ねむる。ねむり。「安眠・永眠・仮眠・休眠・催眠・睡眠・惰眠・冬眠・不眠」
む‐ちゅう【夢中】
[名・形動] 1 物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。「—で本を読む」「競馬に—になる」「無我—」 2 夢を見ている間。夢の中。「多数は猶安眠の—にあり」〈独歩・愛弟通信〉 3 正気を...
もと‐な
[副]《「もと」は根本の意。「な」は形容詞「無し」の語幹》 1 わけもなく。みだりに。「なにしかも—とぶらふ」〈万・二三〇〉 2 しきりに。むやみに。「いづくより来りしものそ目交(まなか)ひに—...
やす‐い【安寝】
安らかに眠ること。安眠。「まなかひにもとなかかりて—しなさぬ」〈万・八〇二〉