さだめ‐き・る【定め切る】
[動ラ四]最終決定する。決着をつける。「悪(あ)しともよしとも—・りて止みなむかし」〈枕・八二〉
さだめ‐ごと【定め事】
定まっていて動かせないこと。定まった運命。
さだめ‐し【定めし】
[副](あとに推量の語を伴って)おそらく。きっと。さぞかし。「—楽しかったことだろう」「—つらかろうと思う」
さだめ‐て【定めて】
[副] 1 「定めし」に同じ。「貴方は—飽きっぽいと思うでしょう」〈漱石・明暗〉 2 必ず。「花開くれば必ず菓を結ぶ、罪を作れば—果を感ずるなり」〈今昔・三・一七〉
さだめ‐な・い【定め無い】
[形][文]さだめな・し[ク]一定しない。無常である。「—・い世」
さだめ‐まい【定米】
⇒掟米(おきてまい)
さだ・める【定める】
[動マ下一][文]さだ・む[マ下二] 1 決定する。きめる。「この地を都と—・める」 2 よりどころや従うべきものとしてきめる。制定する。「法の—・めるところに従う」「憲法を—・める」 3 はっ...
じょう【定】
[名] 1 それと決まっていること。また、いつもそうすること。「『ろおれんぞ』のいる方へ眼づかいをするが—であった」〈芥川・奉教人の死〉 2 確かなこと。真実。「嚊(かか)も嘗められたというが...
じょう【定】
⇒てい
じょう‐いん【定印】
密教で、定に入っていることを示す印相(いんぞう)。両手をへその下で重ねる形。