そら‐じぎ【空辞宜】
口先だけの、心にもない遠慮。「もう飲(いけ)やせぬ、と—は五月蠅(うるさ)いほど仕ながら」〈露伴・五重塔〉
てき‐ぎ【適宜】
[名・形動] 1 状況によく合っていること。また、そのさま。適当。「—な(の)処理」「成績不振者に—個人指導をする」 2 便宜に従うこと。その時々に応じて、各自の判断で行動するさま。「—に席に着...
ねぎ【禰宜】
《動詞「ね(労)ぐ」の連用形から》 1 神社で、宮司(ぐうじ)・権(ごん)宮司を補佐する職。また、一般に神職の総称。 2 昔の神職の一。神主の下、祝(はふり)の上の位。 3 バッタの別名。
びん‐ぎ【便宜】
[名・形動] 1 都合のよいこと。また、そのさま。好都合。べんぎ。「—ノ地デ買ッテクダサレ」〈和英語林集成〉 2 よい機会。好機。ついで。べんぎ。「おのづから—ありて助くべからん事あらん時は」〈...
べん‐ぎ【便宜】
1 ある目的や必要なものにとって好都合なこと。便利がよいこと。「資金調達の—を得る」 2 特別なはからい。そのときに適したやり方。「—をはかる」「—上、代行を置く」 3 音信。たより。「娘方より...
むべ【宜/諾】
[副]「うべ」に同じ。「吹くからに秋の草木のしをるれば—山風をあらしといふらむ」〈古今・秋下〉