じっ‐か【実価】
本当の価値。掛け値のない価。「お銀の容色(きりょう)をば、たしかに—の五倍も買冠(かいかぶ)っていて」〈紅葉・二人女房〉
じっ‐か【実家】
1 自分の生まれた家。生家。また、父母の家。 2 旧民法で、婚姻または養子縁組によって他家にはいった者の、元の家。→実方(じつかた)1
じっ‐か【実科】
1 農業科・商業科など実用的なことを教える教科。 2 図工・音楽など、実技の訓練を主とする科目。
じっ‐かく【実覚】
実際に感じられること。現実の感覚。「官能の—から杳(はる)かに遠からしめた状態」〈漱石・思ひ出す事など〉
じっか‐こうとうじょがっこう【実科高等女学校】
旧制の女子中等学校の一。家政に関する教科を主とした。明治43年(1910)に制度化され、昭和18年(1943)まで存続。
じっ‐かん【実感】
[名](スル) 1 実際に事物・情景に接したときに得られる感じ。「喜びの—がわく」「人間の弱さを—させられた」 2 実際に実物に接したように、生き生きと感じること。「—のこもった話」
じっ‐き【実記/実紀】
事実をありのままに書きとめた記録。実録。
じっ‐きょう【実教】
悟りに達する唯一真実の教え。天台宗では法華経の教えをいう。⇔権教(ごんきょう)。
じっ‐きょう【実況】
現実のありのままの姿。実際の状況。「—中継」
じっきょう‐けんぶん【実況見分】
犯罪捜査における検証のうち、関係者の任意の承諾を得て行われるもの。