せんとく‐ひばち【宣徳火鉢】
中国で宣徳年間に作られた銅製の火鉢。また、それを模して作られた火鉢。
せんとく‐よう【宣徳窯】
宣徳年間、江西省景徳鎮にあった官窯。また、そこで焼かれた磁器。青花(せいか)が多い。
せん‐ぶ【宣撫】
[名](スル)占領地で、占領政策の目的・方法などを知らせて、人心を安定させること。「住民を—する」「—工作」
せん‐ぶ‐ぎょう【宣奉行】
律令制で、詔書公布の手続き。詔書は中務卿(なかつかさきょう)に下され、卿が大輔(たいふ)に宣し、大輔はこれを奉じて少輔(しょう)に伝え、太政官(だいじょうかん)に送って行わせ、おのおのその姓名の...
せん‐ぷ【宣布】
[名](スル) 1 政府などが公式に広く知らせること。「新憲法を—する」 2 広く世の中に行き渡らせること。「教義を—する」
せん‐みょう【宣命】
天皇の命令を伝える文書の様式の一。漢文体を用いる詔・勅に対し、宣命書きで記されたもの。
せんみょう‐がき【宣命書(き)】
宣命・祝詞(のりと)などに用いた、漢字による国語の文章表記の形式の一。体言や用言の語幹などは大きく、助詞・助動詞・用言の活用語尾などは1字1音の万葉仮名で小さく記した。
せんみょう‐し【宣命紙】
宣命を書き記す紙。普通は黄麻紙(おうまし)、伊勢神宮に奉るものは縹紙(はなだ)紙、賀茂神社に奉るものは紅紙を用いた。
せんみょう‐たい【宣命体】
宣命書きで記す宣命・祝詞の文体。
せんみょう‐れき【宣明暦】
中国、唐の徐昂(じょこう)が作った太陰太陽暦。中国では822年から71年間、日本では貞観3年(861)から貞享元年(1684)に貞享暦に改められるまで800年余りの間用いられた。