なだ・む【宥む】
[動マ下二]「なだめる」の文語形。
なだめ‐すか・す【宥め賺す】
[動サ五(四)]機嫌をとって、相手の気持ちをやわらげる。また、相手の心をやわらげて、こちらの都合のいいようにしむける。「いやがるのを—・して薬を飲ませる」
なだ・める【宥める】
[動マ下一][文]なだ・む[マ下二] 1 怒りや不満などをやわらげ静める。事が荒だたないようにとりなす。「泣く子を—・める」「—・めてもすかしても聞き入れない」 2 罪などに対して寛大な処置をと...
ゆう【宥】
[人名用漢字] [音]ユウ(イウ)(漢) [訓]ゆるす なだめる 1 大目に見て許す。「宥恕/寛宥」 2 なだめる。「宥和」 [名のり]すけ・ひろ・ゆたか
ゆう‐じょ【宥恕】
[名](スル)寛大な心で罪を許すこと。「御—を請う」「先方の過失を—する」
ゆう‐めん【宥免】
[名](スル)罰を軽くするなどして、罪を許すこと。大目にみること。
ゆう‐わ【宥和】
[名](スル)対立する相手を寛大に扱って、仲よくすること。
ゆうわ‐せいさく【宥和政策】
現状を打破しようとして強硬な態度をとる国に対して、譲歩することで摩擦を回避していく外交政策。ナチス‐ドイツの要求を認めたミュンヘン会談がその典型。