あい‐の‐しゅく【間の宿】
近世、宿場と宿場との中間に設けられた、休憩のための宿(しゅく)。宿泊は禁じられていた。
あいまい‐やど【曖昧宿】
「曖昧屋」に同じ。
あい‐やど【相宿】
同じ宿屋や部屋に他の客と泊まり合わせること。また、その人。同宿。
あきんど‐やど【商人宿】
主に行商人を泊める宿屋。あきんどはたご。
あさじう‐の‐やど【浅茅生の宿】
浅茅が一面に生えて、荒れ果てた住まい。あさじがやど。「雲のうへも涙にくるる秋の月いかですむらむ—」〈源・桐壺〉
あさじ‐が‐やど【浅茅が宿】
「あさじうのやど」に同じ。「—に昔をしのぶこそ、色好むとは言はめ」〈徒然・一三七〉
いっ‐しゅく【一宿】
[名](スル) 1 一夜宿泊すること。一泊。「僧房に—する」 2 一夜。ひと晩。「—を経てよみがへりて」〈今昔・七・八〉
いと‐やど【糸宿】
娘宿の一。夜間、娘たちが集まって麻糸を紡いだり糸引きの仕事をしたりする集会所。糸引き宿。よなべ宿。
いぶすき【指宿】
鹿児島県、薩摩(さつま)半島南東端の市。温泉地として知られ、泉質は単純温泉・塩化物泉など。摺ヶ浜(すりがはま)では砂風呂がある。温泉熱利用の園芸が盛ん。平成18年(2006)1月、山川町・開聞(...
うけ‐やど【請(け)宿】
奉公人などの身元を引き受けて奉公先を世話する家。口入れ宿。桂庵(けいあん)。「—の老媼(おば)さまが言葉には」〈一葉・大つごもり〉