じゃく‐まく【寂寞】
[名・形動]ひっそりしていてさびしいこと。また、そのさま。せきばく。「何となく斯う—な瞑想に耽って居るようで」〈藤村・破戒〉 [ト・タル][文][形動タリ]さびしく、静かなさま。「路上の小砂...
じゃく‐めつ【寂滅】
[名](スル)《(梵)nirvāṇaの訳。音写は涅槃(ねはん)》 1 仏語。煩悩(ぼんのう)の境地を離れ、悟りの境地に入ること。涅槃。 2 消滅すること。死ぬこと。「八十一歳にしてクシナガラとい...
じゃくめつ‐いらく【寂滅為楽】
仏語。涅槃(ねはん)の境地に至って、初めて真の安楽を得ることができるということ。
じゃくめつ‐どうじょう【寂滅道場】
釈迦が悟りを開いたという、仏法修行の道場。
じゃっ‐こう【寂光】
仏語。 1 安らかで、静かな光。真理の寂静とその智慧の働きとしての光照。理・智の二徳を表す。 2 「寂光土」の略。
じゃっこう‐いん【寂光院】
京都市左京区大原にある天台宗の尼寺。山号は清香山。創建は聖徳太子というが、空海説や良忍説もある。壇ノ浦での平家滅亡後、安徳天皇の母建礼門院が入寺、高倉・安徳両天皇の冥福を祈った所。
じゃっこう‐じょうど【寂光浄土】
「常寂光土(じょうじゃっこうど)」に同じ。
じゃっこう‐ど【寂光土】
「常寂光土」の略。
じゃっこう‐の‐みやこ【寂光の都】
寂光浄土の異称。
せき【寂】
[ト・タル][文][形動タリ]ひっそりとして静かなさま。「—として声なし」「生命の流れの—として充実した感じが」〈宮本・伸子〉