ふたみ‐の‐うら【二見の浦】
「ふたみがうら」に同じ。[歌枕]「玉くしげ—に住む海人(あま)のわたらひぐさはみるめなりけり」〈躬恒集〉 兵庫県豊岡市城崎(きのさき)町上山(うやま)、円山(まるやま)川下流の景勝地。[歌枕...
ぶらり
[副] 1 物が垂れ下がっているさま。「手拭いを—と腰に下げる」 2 前ぶれも目的もなく、気軽に出かけたり、やって来たりするさま。ふらり。「—と立ち寄る」 3 何もしないでぼんやりしているさま。...
へ‐つ‐なみ【辺つ波】
《「つ」は「の」の意の格助詞》岸べに打ち寄せる波。「沖つ波来寄る白玉—の寄する白玉求むとそ君が来まさぬ」〈万・三三一八〉
ほ‐ぐし【火串】
1 火をつけた松明(たいまつ)を挟んで地に立てる木。夏の夜、これに鹿などの近寄るのを待って射取る。《季 夏》 2 のろしの台の上に立て、柴などをかけるくい。
ほの‐め・く【仄めく】
[動カ五(四)] 1 ほのかに見える。かすかに目にとまる。「霧の中に姿が—・く」 2 ほのかに香る。「風に—・く花の匂い」 3 それとなく言葉や態度に表れる。「人のよさが—・いている」 4 ちら...
ボーホン‐とう【ボーホン島】
《Dao Bo Hon》ベトナム北部、ハロン湾に浮かぶ島。バイチャイ地区の南約13キロメートルに位置する。湾内最大のスンソット洞をはじめ、ルオン洞、チンヌー洞など多くの鍾乳洞があり、遊覧船が立ち...
まかり‐よ・る【罷り寄る】
[動ラ四]「寄る」の謙譲語。立ち寄る。「見つけ侍りて—・りて侍りしに」〈宇津保・吹上上〉
眉(まゆ)を上(あ)・げる
眉をつり上げて怒りを顔に表す。「—・げて詰め寄る」
みち‐より【道寄り】
[名](スル)途中でよそへ立ち寄ること。寄り道。「湯に行くにも—した」〈康成・雪国〉
むた【与/共】
名詞または代名詞に格助詞「の」「が」が付いた形に接続して、…とともに、…のままに、の意の副詞句をつくる。「波の—か寄りかく寄る」〈万・一三一〉