し‐こ【指顧】
[名](スル) 1 指図すること。「兵を—する」 2 「指呼2」に同じ。「大阪富豪の家々は…もう悉(ことごと)く—の間にある」〈鴎外・大塩平八郎〉
し‐ちく【私蓄】
個人的に財産をたくわえること。また、そのようにしてたくわえたもの。「富豪を脅して其の—を散ずる」〈鴎外・大塩平八郎〉
しつ‐じ【執事】
1 貴族・富豪などの大家にあって、家事を監督する職。また、その人。 2 ㋐院の庁の長官。執事の別当。 ㋑内豎所(ないじゅどころ)や進物所で別当に次ぐ職。 ㋒摂関・親王家などの家司(けいし)の長官...
しも‐だいどころ【下台所】
貴族・富豪の家で、家臣・使用人などが食事を調えたり食事をしたりする台所。「—には朝飯を焼(た)き」〈浮・伝来記・一〉
ジャンニ‐スキッキ【Gianni Schicchi】
プッチーニのイタリア語によるオペラ。全1幕。1918年初演。中世のフィレンツェを舞台に、知恵者で知られる主人公スキッキが、機転をきかせて大富豪の遺産を譲り受けるまでの顛末を描いた喜劇。主人公の娘...
せん‐し【選士】
1 選び抜かれた人。 2 奈良・平安時代、大宰府(だざいふ)に属し、国防・警備に任じた兵士。富豪の家の子弟から選抜された。
だい‐ごう【大豪】
1 大富豪。 2 大豪傑。「五畿内、中国に聞えた—の士」〈菊池寛・形〉
ちょう‐じゃ【長者】
1 《「ちょうしゃ」とも》年上の人。また、目上の人。年長者。 2 《「ちょうしゃ」とも》徳のすぐれている人。また、穏やかな人。「そこは温厚の—だから、別段激した様子もなく」〈漱石・吾輩は猫である...
ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】
富豪の氏名を列記した長者番付に似たもの。「日本の—の五六番目にすわった男」〈蘆花・思出の記〉
ちょうじゃ‐きょう【長者経】
富豪になる秘訣を経文に似せて書いたもの。「—とて、寺に伝はる縁起の目録聞かせたい」〈浄・博多小女郎〉