ふゆ‐しょうぐん【冬将軍】
《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「—の訪れ」《季 冬》
ふゆ‐た【冬田】
冬の田。冬の荒れ田。《季 冬》「家めぐる—の水の寒さかな/子規」
ふるい【震い】
1 恐怖や寒さなどで、からだがふるえること。ふるえ。「—を帯びて怖々した声で」〈啄木・病院の窓〉 2 瘧(おこり)などによる発作的な痙攣(けいれん)。
ふるい‐つ・く【震い付く】
[動カ五(四)] 1 感情をおさえることができないで、思わず抱きつく。「何時見てもあの女は、何だかこう水際立った、—・きたいような風をしている」〈芥川・好色〉 2 寒さや病気などのために身体がふ...
ふる・う【震う】
[動ワ五(ハ四)]《「振るう」と同語源》 1 寒さや恐怖でからだが小きざみに動く。ふるえる。「—・う声で詰問しはじめた」〈鴎外・魚玄機〉 2 揺れ動く。震動する。「地の—・ひ家のやぶるる音、雷...
ふるえ【震え】
ふるえること。特に、寒さや恐怖のためにふるえること。「—がとまらない」「—がくる」
ふるえ‐あが・る【震え上(が)る】
[動ラ五(四)]寒さや恐怖のためにひどくふるえる。極度の寒さや恐怖を感じる。「市民を—・らせた惨劇」
ふる・える【震える】
[動ア下一][文]ふる・ふ[ハ下二] 1 細かく揺れ動く。震動する。「地震で窓ガラスが—・える」 2 寒さや激しい感情のために、からだが小刻みに動く。「恐ろしさに膝が—・える」「雨にずぶぬれにな...
ぶる‐ぶる
[副](スル)小刻みに震動するさま。また、寒さや恐怖などのために震えるさま。「風で水面が—(と)揺れる」「怒りにからだを—(と)させる」
へっ‐ちゃら
[形動]「へいちゃら」に同じ。「このくらいの寒さは—だ」