こら・える【堪える/怺える】
[動ア下一][文]こら・ふ[ハ下二] 1 苦しみなどに、耐えてがまんする。しんぼうする。「痛みを—・える」「飢えや寒さを—・える」 2 感情などを、抑えて外にあらわさない。「怒りを—・える」「笑...
こり‐つ・む【樵り集む】
[動マ下二]薪とする木を切って集める。「深山木(みやまぎ)を朝な夕なに—・めて寒さを恋ふる小野の炭焼き」〈拾遺・雑秋〉
ご
枯れ落ちた松葉。「—を焼(た)いて手拭ひあぶる寒さかな」〈笈日記〉
ご‐かん【冱寒】
凍り閉ざされるほどの寒さ。
さい‐かん【歳寒】
寒さの厳しい時節。冬季。冬。
さいかん‐さんゆう【歳寒三友】
1 東洋画の画題の一。寒さに耐える松・竹・梅、または梅・水仙・竹。 2 山水・松竹・琴酒。君子が友とする3種のもの。
さえ‐かえ・る【冴え返る】
[動ラ五(四)] 1 光や音などが非常にくっきりとあざやかである。「月の—・る夜」 2 春になっていったん緩んだ寒さがまたぶり返す。《季 春》「一本の薄紅梅に—・る/虚子」「きのうから寒くなった...
さえ‐ざえ【冴え冴え/冱え冱え】
[副](スル) 1 澄んではっきりしているさま。また、さわやかなさま。「—と晴れわたった空」「—(と)した顔つき」 2 冬の寒さが透き通って身にしみるように感じるさま。《季 冬》「暮れ残る豆腐屋...
さえ‐まさ・る【冴え勝る】
[動ラ四] 1 寒さがいっそう厳しくなる。一段と冷え込む。「冬の夜の—・るかな」〈万代・六〉 2 月の光などがいっそう澄んで見える。「秋の夜や天の川瀬は氷るらむ月の光の—・るかな」〈千載・秋上〉
さ・える【冴える/冱える】
[動ア下一][文]さ・ゆ[ヤ下二] 1 寒さが厳しくなる。しんしんと冷え込む。「—・えた冬の夜」《季 冬》「—・ゆる夜の瓦(かはら)音ある礫(こいし)かな/碧梧桐」 2 くっきりと澄む。はっきり...