ちょう【寵】
特別にかわいがること。また、非常に気に入られること。寵愛。「主君の—をほしいままにする」
ちょう【寵】
[人名用漢字] [音]チョウ(漢) 1 いつくしむ。いつくしみ。「恩寵・天寵」 2 気に入ってかわいがる。お気に入り。「寵愛・寵姫(ちょうき)・寵児・寵臣/内寵」 [名のり]うつくし・よし
ちょう‐あい【寵愛】
[名](スル)特別に大切にして愛すること。「—を受ける」「王妃を—する」
寵愛(ちょうあい)昂(こう)じて尼(あま)になす
親が娘をいとおしむあまり、いつまでも嫁にやらないで、ついには尼にするようになる。かわいがるのも度が過ぎれば本人のためにならないことのたとえ。
ちょう‐えい【寵栄】
君主などの寵愛を得て、はぶりがよいこと。「やはり思われるものは、…—を好まないであろうこと」〈嘉村・途上〉
ちょう‐おん【寵恩】
目上の人から受けた、いつくしみの深い恩。
ちょう‐き【寵姫】
君主の寵愛する侍女。愛妾。
ちょう‐ぐう【寵遇】
[名](スル)目をかけて特別に扱うこと。また、その待遇。「子飼いの部下を—する」
ちょう‐こう【寵幸】
特別にかわいがられること。寵愛。「この小女王の—をほしいままにするのを」〈中勘助・銀の匙〉
ちょう‐しょう【寵妾】
寵愛する妾(めかけ)。愛妾。