がい‐ど【外土】
1 国外の地。外国。外地。 2 都から離れた遠い土地。「朝敵を平らげに—へむかふ将軍は」〈平家・五〉
が‐き【牙旗】
《中国で、旗ざおの先を象牙で飾り、猛獣が牙(きば)で身を守る形としたところから》天子または大将軍のいる所に立てる旗。大将旗。牙纛(がとう)。
がくや‐ぶぎょう【楽屋奉行】
室町時代の臨時の職。将軍が大名の邸を訪れる際に接待のための諸事を担当した裏方の役。
が‐とう【牙纛】
《「纛」はヤクの尾などで飾った大旗》さおの先に象牙の飾りのある、天子や大将軍の旗。「自由の—を樹て」〈東海散士・佳人之奇遇〉
がん‐がん【巌巌】
[ト・タル][文][形動タリ]山や岩などが高く険しいさま。「此(この)大山(たいさん)—として物に動ぜぬ大器量の将軍をば」〈蘆花・不如帰〉
き‐か【旗下】
1 大将の旗印のもと。また、大将の支配下。「将軍の—に馳せ参じる」 2 特定の考え方の影響下。「科学万能の—に奔趨(ほんすう)したれども」〈抱月・囚はれたる文芸〉
き‐か【麾下】
《大将の指揮のもとの意から》 1 将軍じきじきの家来。はたもと。「徳川—の臣属等は窃(ひそか)に眉を顰(ひそ)めし」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 ある人の指揮下にあること。また、その者。「—の艦隊」
きがん‐じょ【祈願所】
祈願のために建立した社寺。多く、天皇または将軍・大名などの建立したもの。
きき‐すま・す【聞き済ます】
[動サ四]すっかり聞き取る。「将軍これを—・してげれば」〈太平記・一七〉
き‐こ【旗鼓】
1 軍旗と太鼓。「—堂々」 2 軍隊。軍事。「将軍の名は唯だ僅か—に光栄を添うるの一具となれるのみ」〈田口・日本開化小史〉