のたま・う【宣ふ/曰ふ】
[動ハ四]《動詞「の(宣)る」に「たま(給)う」の付いた「のりたまう」の音変化で、本来は、上位が下位に告げ知らせるの意》 1 「言う」の尊敬語。おっしゃる。「何くれと、いとあはれに多く—・ひて」...
のたまわ・す【宣はす/曰はす】
[動サ下二]《動詞「のたま(宣)う」+尊敬の助動詞「す」から》「言う」の尊敬語。「のたまう」より敬意が強い。おおせられる。「(帝ハ)よろづの事を泣く泣く契り—・すれど」〈源・桐壺〉
のとう・ぶ【宣ぶ/曰ぶ】
[動バ四]《動詞「の(宣)る」に「とう(賜)ぶ」の付いた「のりとうぶ」の音変化。一説に、「のたまう」「のたぶ」の音変化とも》 1 「言う」の尊敬語。「のたまう」に比べ、敬意は低い。おっしゃる。「...
はこ・ぶ【運ぶ】
[動バ五(四)] 1 物や人をある場所から他の場所へ移す。移動させる。「荷物を—・ぶ」「けが人を救急車で—・ぶ」 2 (「足をはこぶ」などの形で)ある場所まで出向く。目的地に行く。「せっせと足を...
ひろい【拾い】
1 拾うこと。また、その人。「栗—」「球—」 2 印刷組版で、文選(ぶんせん)のこと。 3 (「おひろい」の形で)歩くことの意の尊敬語。「お—ですか」
まし‐ま・す【在す/坐す】
[動サ五(四)]《動詞「ます」の連用形+補助動詞「ます」から。「在(ま)す」より一層敬意が加わる》 1 「在る」「居る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。おわします。「天に—・す神よ」「...
ま・す【在す/坐す】
[動サ四] 1 「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「大君は千歳に—・さむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや」〈万・二四三〉 2 「行く」「来(く)る」の意の尊敬語。いらっし...
ませ
[助動]《丁寧の助動詞「ます」の命令形》 1 丁寧の気持ちを込めて、相手にある動作を要求する意を表す。「どうかお許しくださいませ」 2 丁寧の気持ちを込めて挨拶する意を表す。「ごめんくださいませ...
まつ・る【奉る】
[動ラ四]《「祭る」と同語源》 1 「やる」「おくる」の謙譲語。尊者に献上する。差し上げる。「秋つ葉ににほへる衣我は着じ君に—・らば夜も着るがね」〈万・二三〇四〉 2 (その動作を受ける尊者を主...
み・える【見える】
[動ア下一][文]み・ゆ[ヤ下二] 1 目に映る。目で確認できる。「今夜は星も—・えない」 2 見ることができる。「猫は暗やみでも—・える」 3 判断される。見受けられる。そのように感じられる。...