み‐かど【御門/帝】
《「門(かど)」の尊敬語》 1 天子・天皇の位。また、天皇の尊称。 2 門。特に、皇居の門。「一日(ひとひ)には千度(ちたび)参りし東(ひむがし)の大き—を入りかてぬかも」〈万・一八六〉 3 御...
み‐けし【御衣】
《「けし」は尊敬語「けす」の連用形から》貴人を敬って、その衣服をいう語。おめしもの。みぞ。おんぞ。「筑波嶺の新桑繭(にひぐはまよ)の衣はあれど君が—しあやに着欲しも」〈万・三三五〇〉
み・す【見す】
[動サ四]《動詞「み(見)る」の未然形+尊敬の助動詞「す」からか》「見る」の尊敬語。ごらんになる。「やすみしし我が大君の—・し給ふ吉野の宮は」〈万・一〇〇五〉 [動サ下二]「みせる」の文語形。
みそなわ・す【見そなはす】
[動サ四]《「みそこなわす」の音変化》「見る」の尊敬語。ごらんになる。「磐戸(いはと)を細めに開け—・す」〈神代紀・上〉
みた・す
[動サ四]「来る」「行く」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「火折尊(ほのさきのみこと)帰り—・して」〈神代紀・下〉
み‐ちょうだい【御帳台】
「帳台」の尊敬語。
みまそ‐が・り【在そがり/坐そがり】
[動ラ変]《「いまそがり」の音変化か。「みまそかり」とも》「在る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。「おほきおとどの栄華の盛りに—・りて」〈伊勢・一〇一〉
めさ・れる【召される】
[動ラ下一][文]めさ・る[ラ下二]《動詞「め(召)す」の未然形+尊敬の助動詞「れる」から》 1 「する」の尊敬語。なさる。「御油断—・れるな」「お覚悟—・れよ」 2 「め(召)す2㋐」の尊敬語...
めし‐あが・る【召(し)上(が)る】
[動ラ五(四)]「食う」「飲む」の尊敬語。「何を—・りますか」
め・す【召す】
[動サ五(四)]《「見(め)す」と同語源。ごらんになるためにお呼び出しになるところから》 1 「人を呼び寄せる」「招く」「取り寄せる」「呼び出して任ずる」などの尊敬語。「神に—・される」「御硯(...