うや‐ま・う【敬う】
[動ワ五(ハ四)]相手を尊んで、礼を尽くす。尊敬する。「師と—・う」 [可能]うやまえる [用法]うやまう・あがめる——「敬う」は、対象を高位のもの、上位のものとして礼を尽くす意で、「神仏を敬う...
えい‐ざま【永様】
《「えいさま」とも》あて名の下に書く「様」という字の旁(つくり)の下部を、楷書(かいしょ)で正しく「永」と書いた「樣」の字。相手を最も尊敬した書き方とされる。→次様(つぎざま) →美様(びざま)...
えい‐てん【栄転】
[名](スル)今までより高い地位・役職に就くこと。転任をいう尊敬語としても用いる。
えま◦す【笑ます】
[連語]《動詞「え(笑)む」の未然形+尊敬の助動詞「す」》ほほえまれる。にっこりとなさる。「己(おの)が命(を)を凡(おほ)にな思ひそ庭に立ち—◦すがからに駒に逢ふものを」〈万・三五三五〉
お【御】
[接頭]《「おん(御)」の音変化で、中世以降の成立》 1 名詞に付く。 ㋐尊敬の意を表す。相手または第三者に属するものに付いて、その所属、所有者を敬う場合と、敬うべき人に対する自己の物や行為に付...
お‐あと【御後】
「後」の美化語・尊敬語。「—に続きます」
お‐いくつ【御幾つ】
「幾つ1」の尊敬語・美化語。 [補説]「今年お幾つにおなりですか」は尊敬語、「お幾つ差し上げましょうか」は美化語。
お‐いで【御出で】
[名] 1 《「出ること」の尊敬語から転じて》「行くこと」「来ること」「居ること」の尊敬語。「—を待つ」「そこに—ですか」 2 祭礼で、御輿(みこし)が本社を離れて御旅所(おたびしょ)に鎮座す...
おいで‐なさ・る【御出でなさる】
[動ラ五(四)] 1 「行く」「来る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「どちらへ—・るのですか」「事務所にはいつも—・るということです」「たいそうきまじめな方で—・る」 2 (補...
おいで‐なん・す【御出でなんす】
[動サ特活] 1 「行く」「来る」「居る」の尊敬語。「さあ二階へ—・し」〈洒・辰巳之園〉 2 (補助動詞)動詞・形容詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、…ている、…である、の意の尊敬を...