さん‐そん【三尊】
尊ぶべき三人の人。君・父・師。
さん‐ぞん【三尊】
1 仏・法・僧の三宝。 2 中央の仏(中尊)と左右の脇侍(きょうじ)の菩薩(ぼさつ)の三体。薬師三尊・釈迦三尊・阿弥陀(あみだ)三尊など。三尊仏。三尊像。
さん‐たっそん【三達尊】
《「孟子」公孫丑下から》天下で尊ばれる三つのもの。朝廷では爵位、郷里では年齢、民を治める者では徳。
し‐そん【至尊】
1 この上なくとうといこと。また、そのもの。「人生を万物中の—至霊のものなりと認め」〈福沢・福翁自伝〉 2 天子。天皇。「畏(かしこ)くも—の御賞美を被り」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉
しゃか‐さんぞん【釈迦三尊】
釈迦を中心として、左右に脇侍(きょうじ)の二菩薩(ぼさつ)を配した仏像配置の形式。脇侍には文殊・普賢の二菩薩が多いが、薬王・薬上の二菩薩、禅宗の迦葉・阿難などがある。
しゃく‐そん【釈尊】
釈迦の尊称。
しゅ‐いそん【朱彝尊】
[1629〜1709]中国、清初の文学者・考証学者。秀水(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は錫鬯(せきちょう)。号は竹坨(ちくだ)。経学と史学の考証に通じ、「明史」の編纂(へんさん)に参加...
しょうぞん【正尊】
謡曲。四番目物。観世弥次郎長俊作。平家物語などに取材。義経を討つために上洛した土佐坊正尊が、捕らえられて起請文(きしょうもん)を読んで弁解し、改めて夜討ちをかけるが失敗する。
じし‐そん【慈氏尊】
弥勒菩薩の異称。
じ‐そん【慈尊】
弥勒菩薩(みろくぼさつ)の敬称。慈氏尊。