こまち
秋田新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。平成9年(1997)運行開始。通常、東京・盛岡間は東北新幹線「はやぶさ」と連結して走り、盛岡・秋田間は単独で走行する。
こまち【小町】
小野小町(おののこまち)のこと。 1 《が美人だったというところから》評判の美しい娘。小町娘。多く、その女性の住んでいる土地の名をつけてよぶ。 2 能面の一。老女の面。
こまち‐いと【小町糸】
木綿の手縫い糸。ガス糸を2本より合わせたもので、光沢があり高級木綿を縫うのに使われる。
こまち‐おどり【小町踊(り)】
江戸前期、京都などで、7月7日の昼、美しく着飾った少女たちが小太鼓をたたき、歌をうたいながら輪になって町々を踊り歩いたもの。七夕踊り。《季 秋》「歌いづれ—や伊勢踊/貞徳」
こまち‐ぐも【小町蜘蛛】
フクログモ科コマチグモ属のクモの総称。体長6〜14ミリで、薄黄色。雌はススキや笹の葉を巻いて産室を作り、その中で孵化(ふか)した子グモに自分の体を食べさせる。カバキコマチグモは毒性が強い。
こまちしゅう【小町集】
平安前期の私家集。1冊。小野小町作。9世紀後半の成立とされる。
こまち‐そう【小町草】
ムシトリナデシコの別名。
こまち‐ばり【小町針】
裁縫で用いる、糸を通す穴のない針。待ち針。
こまち‐むすめ【小町娘】
美人と評判の高い娘。小町。
こまち‐もの【小町物】
小野小町の伝説に取材して作られた文学作品類。謡曲の「草子洗(そうしあらい)小町」「通(かよい)小町」など。