おうをうて【王を撃て】
藤原智美の短編小説。平成2年(1990)、雑誌「群像」に発表。著者の小説家としてのデビュー作。
おきくさん【お菊さん】
《原題、(フランス)Madame Chrysanthème》ロチの小説。1887年刊行。海軍士官として長崎に滞在した著者の経験をもとに、白人男性の「私」と日本人女性との短い同棲生活と別れを描く。...
おそくともじゅういちがつには【おそくとも十一月には】
《原題、(ドイツ)Spätestens im November》ドイツの小説家、ノサックの長編小説。1955年刊行。
オブジェをもったむさんしゃ【オブジェを持った無産者】
美術家・小説家の赤瀬川原平による随筆集。昭和45年(1970)刊行。「千円札裁判」として知られる法廷闘争の内幕などを語る。
オリョール【Orel/Орёл】
ロシア連邦西部、オリョール州の都市。同州の州都。モスクワの南西約360キロメートル、オカ川と支流オルリク川の合流点に位置する。16世紀半ば、タタールの侵入を防ぐために要塞が築かれたことに起源する...
かいらく【快楽】
《原題、(イタリア)Il Piacere》イタリアの詩人・小説家・劇作家、ダヌンツィオの長編小説。1889年刊行。「罪なき者」(1892年刊)「死の勝利」(1894年刊)とあわせ、「薔薇の小説」...
かげとこうい【影と行為】
《原題Shadow and Act》米国の小説家エリソンの評論集。1964年刊。自身の生い立ち、人種問題などを論じる。
かぜとともにさりぬ【風と共に去りぬ】
《原題Gone with the Wind》米国の女流小説家ミッチェルの長編小説。1936年刊。南北戦争前後の変動著しい南部を舞台に、勝ち気なヒロイン、スカーレット=オハラの波瀾(はらん)に満ち...
かたよくだけのてんし【片翼だけの天使】
生島治郎の長編小説。昭和58年(1983)から翌昭和59年(1984)にかけて連載。ハードボイルド小説家として知られる生島による初の恋愛小説として話題となり、昭和61年(1986)には舛田利雄監...
かなしみのにんしき【悲しみの認識】
《原題、(イタリア)La cognizione del dolore》イタリアの小説家、ガッダによる小説。1938年から1941年にかけて、文芸誌「レッテラトゥーラ」に断続的に連載。単行本は19...