なに‐がな【何がな】
[連語]《「がな」は副助詞》願望にかなうものを探し求める気持ちを表す語。なにか。「俳人の中には—新奇を弄し少しも流行におくれまじとする連中ありて」〈子規・墨汁一滴〉 「—取らせんと思へども」〈宇...
なま‐にく・し【生憎し】
[形ク]どことなく憎らしい。少しもかわいげがない。「いとつつみなく、もの馴れたるも—・きものから」〈源・橋姫〉
なん‐ら【何等】
[副]《「なにら」の音変化》 1 (あとに打消しの表現を伴って)まったく。少しも。「—恥じるところはない」 2 (「なんらの…もない」などの形で)ほんの少し。わずか。「—の利益もない」 3 「な...
盗人(ぬすびと)の隙(ひま)はあれども守(まも)り手(て)の隙(ひま)はない
盗人はころあいを見て盗みにはいるから余裕があるが、番をするほうは少しも気を緩めるときがない。盗人は防ぎようがないことのたとえ。
ねっ‐から【根っから】
[副] 1 はじめから。もとから。ねから。「—の都会育ち」「—の商人」 2 (打消しの語や否定的な表現を伴って)少しも。全然。まったく。ねから。「—当てにしていない」「計算が—駄目だ」
ネバー【never】
多く複合語として用い、少しも…しない、絶対に…ない、の意を表す。「—ギブアップ」
暖簾(のれん)に腕押(うでお)し
少しも手ごたえや張り合いがないことのたとえ。
のろ‐くさ【鈍臭】
[副](スル)動作がいらいらするほど遅いさま。「—して仕事が少しもはかどらない」
はれ‐ばれ【晴れ晴れ】
[副](スル) 1 空がすっかり晴れ渡っているさま。「—(と)した秋の空」 2 少しもわだかまりなどがなく、気持ちがさっぱりとしたさま。「今一つ気分が—(と)しない」「—(と)した顔」
ば‐うて【場打て】
その場の空気に圧倒されて気後れのすること。「少しも—のした容子もなく、すらりと立って」〈里見弴・多情仏心〉