ふで‐の‐しり【筆の尻】
筆の軸の後端。
ぼうえき‐じり【貿易尻】
貿易収支の帳尻。輸出入の決算額。
まく‐じり【幕尻】
相撲で、幕内の最下位。前頭の末尾の地位。また、その力士。
ま‐じり【眦/目尻】
1 めじり。まなじり。「いと腹悪(あ)しげに、—ひき上げたり」〈源・行幸〉 2 目つき。「ゆるされぬ御心ばへあるさまに、御—を見奉り侍りて」〈源・柏木〉
まゆ‐じり【眉尻】
眉のこめかみに近い方。
みち‐の‐しり【道の後/道の尻】
昔、都から下る道中の地方を二つまたは三つに分けたときの、最も都から遠い地方。→道の口 →道の中「—深津島山しましくも君が目見ねば苦しかりけり」〈万・二四二三〉
め‐じり【目尻/眥】
目の耳側の方の端。まなじり。「—にしわを寄せて笑う」⇔目頭(めがしら)。
もも‐じり【桃尻】
《桃の実の尻(実際は頭)が、とがっていてすわりの悪いところから》 1 馬に乗るのがへたで、尻が鞍の上に安定しないこと。「—にて落ちなんは、心憂かるべし」〈徒然・一八八〉 2 尻の落ち着かないこと...
や‐じり【家尻】
家・蔵などの後ろのほう。「出入りの不自由にないやうに、—をば大きく切りやれ」〈黄・金生木〉
や‐じり【鏃/矢尻】
1 矢の先端につけ、射当てたとき突き刺さる部分。普通は鉄製であるが、古くは石・骨・銅なども用いられた。矢の根。 2 矢を射当てる技量。「小藤太が—の細かさ、これ見給へ」〈浄・虎が磨〉