ひ【屁】
[音]ヒ(呉)(漢) [訓]へ おなら。へ。「放屁」
へ【屁】
1 肛門(こうもん)から放出されるガス。飲み込んだ空気や、腸の内容物の発酵で生じる。おなら。「—をひる」 2 値打ちのないもの、つまらぬもののたとえ。「—にもならない」
へくそ‐かずら【屁糞葛】
アカネ科の蔓性(つるせい)の多年草。草やぶに生え、全体に悪臭がある。葉は卵形で先がとがり、対生。夏、筒状で先が5裂した花をつけ、灰白色で内側が赤紫色をしている。実は丸く、黄褐色。やいとばな。さお...
へっ‐ぴり【屁っ放り】
《「へひり」の促音添加》 1 屁をひること。また、その人。 2 つまらぬ奴。人をののしっていう語。「どいつらも—のくせに」〈滑・八笑人・二〉
へっぴり‐ごし【屁っ放り腰】
1 上体をかがめて、尻を後ろにつき出した不安定な姿勢。「—ではボールを打てない」 2 いかにも自信のなさそうな言動。びくびくした態度。及び腰。「そんな—では、交渉相手になめられる」
へっぴり‐むし【屁っ放り虫】
⇒へひりむし
屁(へ)でもな・い
問題とするに足りない。何でもない。非常にたやすい。「あんな相手は—・い」
屁(へ)とも思(おも)わ◦ない
軽視して問題にしない。物の数とも思わない。「人をだますことを—◦ない」
へ‐の‐かっぱ【屁の河童】
なんとも思わないこと。するのがたやすいこと。「こんな仕事は—だ」
屁(へ)の突(つ)っ張(ぱ)りにもなら◦ない
何の役にも立たないことのたとえ。「今さら言っても—◦ない」