よう‐しょく【溶食/溶蝕】
雨水や地下水によって岩石の表面が溶解し、浸食される現象。石灰岩地域ではカルスト地形ができる。
ようゆう‐ひかく【溶融皮殻】
隕石が大気圏に突入する際、空力加熱により表面が溶融してできる薄い層状の構造。隕石に特有の構造であり、地上で形成された岩石にはみられない。溶融殻。フュージョンクラスト。
より‐しろ【依り代/憑代】
神霊が寄りつくもの。神霊は物に寄りついて示現(じげん)されるという考えから、憑依(ひょうい)物としての樹木・岩石・動物・御幣など。
らく‐ばん【落盤/落磐】
[名](スル)鉱山やトンネルで、坑内の天井や側面の岩石・土砂が崩れ落ちること。「—事故」
ラテライト【laterite】
サバンナ地域に広くみられる、鉄・アルミニウムの水酸化物に富む紅色の土壌。高温多雨のため岩石が著しく風化して生じ、植物養分に乏しく耕作に適さない。ニッケルの原料となるものもある。紅土。ラトゾル。
らんせんせき‐へんがん【藍閃石片岩】
藍閃石を含む結晶片岩。玄武岩質の岩石が高圧・低温型の広域変成作用を受けてできる。青色(せいしょく)片岩。
リソスフェア【lithosphere】
地球表層部の硬い岩盤。アセノスフェアの上にあって、地殻とマントル最上部とからなり、厚さは海洋底で約70キロ、大陸でその2倍ぐらいであるが、地域により差がある。リソスフェアを十数枚に分割した一つ一...
リソパンスペルミア‐せつ【リソパンスペルミア説】
地球上の最初の生命は宇宙からもたらされたというパンスペルミア説のうち、他の惑星に由来する隕石や彗星に付着して地上に飛来したとする仮説。岩石パンスペルミア説。
りゅうせい‐たい【流星体】
太陽系内を運行し、地球の大気に突入して流星となる岩石や金属の小片。流星物質。メテオロイド。
りゅうもん‐がん【流紋岩】
火山岩の一。細粒斑状ないしガラス質の白または灰色の岩石。斑晶として石英・カリ長石や少量の斜長石・黒雲母(くろうんも)などを含む。流理構造を示すこともある。石英粗面岩。