しまお‐としお【島尾敏雄】
[1917〜1986]小説家。神奈川の生まれ。戦争体験を描いて作家としての地位を確立。超現実的な作風を示す一方、心因性疾患の妻との生活を描き、独自の世界を築いた。作「出発は遂に訪れず」「死の棘(...
しま‐おろし【島颪】
島にある山から海に向かって吹き下ろす強い風。
しま‐かげ【島影】
島の姿。海上に見える島の形。
しま‐かげ【島陰】
1 島に隠れて見えない所。 2 島の中で、岬などの陰になって風波を避けられる所。
しま‐がえ【島替え】
江戸時代の刑罰の一。遠島の刑になった罪人がその島で再び罪を犯したとき、さらに遠い島に流したこと。
しま‐がく・る【島隠る】
[動ラ四]島のかげに隠れる。また、島のかげに退避する。「わたつみの沖つ白波立ち来らし海人娘子(をとめ)ども—・る見ゆ」〈万・三五九七〉 [動ラ下二]に同じ。「ほのぼのと明石の浦の朝霧に—・...
しま‐がくれ【島隠れ】
島に隠れて見えなくなること。また、島のかげ。「御舟に具してあらんとて、—なる所に具してとまりぬ」〈宇治拾遺・一〇〉
しま‐がた【島形】
山水の景色をまねた置物。島台。
しまき【島木】
《「しまぎ」とも》姓氏の一。 [補説]「島木」姓の人物島木赤彦(しまきあかひこ)島木健作(しまきけんさく)
しまき‐あかひこ【島木赤彦】
[1876〜1926]歌人。長野の生まれ。本名、久保田俊彦。伊藤左千夫に師事し、「アララギ」を編集。初め万葉風と写生とを強調、のち東洋的な象徴主義を目ざした。歌集「氷魚(ひお)」「太虗(たいきょ...