かん【嵌】
[音]カン(漢) [訓]はめる はまる はめこむ。「嵌合・嵌入/象嵌(ぞうがん)」
かん‐こう【嵌工】
象眼や、はめ木細工。また、その職人。
かん‐ごう【嵌合】
⇒嵌(は)め合い
カンチャン【嵌張】
《(中国語)》マージャンで、二つの数の間の牌(パイ)が手に入るのを待つ手。嵌張聴(カンチャンテン)。
かん‐とん【嵌頓】
腸管などの内臓器官が、腹壁の間隙(かんげき)から脱出し、もとに戻らなくなった状態。嵌頓ヘルニア。
かん‐にゅう【嵌入】
[名](スル)はめ込むこと。また、はまり込むこと。「その光景とは一見直接には関係しない純主観の一首を…—したのもある」〈寅彦・連句雑俎〉
すが・る【嵌がる】
[動ラ五(四)]はめ込まれる。すげられる。「鼻緒がうまく—・る」
はまり【塡まり/嵌まり】
1 はまること。ぴったりおさまること。また、あてはまること。「ほぞの—がよくない」「—ぐあい」 2 分別をなくして失敗すること。特に、女性の色香に迷って失敗すること。また、そのための失費。「女郎...
はまり‐こ・む【塡まり込む/嵌まり込む】
[動マ五(四)] 1 穴の中にぴったりと入りこむ。物の奥深くに入って出られなくなる。「みぞに小石が—・む」「袋小路に—・む」 2 物事にかかわりあって、身動きがとれなくなる。「悪い遊びに—・む」
はまり‐やく【塡まり役】
その人に最も適した役。また、その役にうってつけの人。適役。「—の主人公を好演する」「その仕事には彼が—だ」