えのき‐たけ【榎茸】
タマバリタケ科のキノコ。晩秋から春にかけ、広葉樹の切り株などに生える。傘は直径3〜6センチ、黄褐色か栗色をし、湿気のあるときは粘りけが強い。吸い物などに用いる。栽培ものは、もやし状で白っぽく、傘...
エムティー‐ほう【MT法】
《magnetotelluric method》物理探査の一。地表で磁気嵐によって引き起こされる電場と磁場の変動を観測して、地下の地質構造を推定する。通常の電気探査に比べて、より深い部分の構造を...
えん‐らん【煙嵐/烟嵐】
山中にかかったもや。山靄(さんあい)。嵐気(らんき)。
エンリル【Enlil】
シュメールのパンテオンの最高神。風と嵐の神。バビロン王朝以後にマルドゥク神が優位になるまで、信仰の中心地ニップールをはじめ、広くメソポタミア各地で信仰された。
おうみ‐はっけい【近江八景】
琵琶湖南西部の八つの景勝。石山の秋月、比良(ひら)の暮雪、瀬田の夕照、矢橋(やばせ)の帰帆、三井(みい)の晩鐘、唐崎の夜雨、堅田(かたた)の落雁、粟津(あわづ)の晴嵐。安藤広重の浮世絵で知られる...
おおい‐がわ【大堰川】
京都府の桂川の上流の称。 桂川の嵐山渡月橋付近から桂橋までの称。船遊びが行われた。[歌枕]「—うかべる舟の篝火に小倉の山も名のみなりけり」〈後撰・雑三〉
おお‐とびで【大飛出】
能面の一。金泥で彩色され、大きな丸い目、大きく開けた口、耳をもつ。「嵐山」「国栖(くず)」などの神体を表す後ジテに用いる。
おぐら‐やま【小倉山】
京都市右京区嵯峨にある山。保津川を隔てて嵐山(あらしやま)と対する。紅葉の名所。おぐらのやま。[歌枕]「—峰のもみぢ葉心あらばいまひとたびのみゆき待たなむ」〈拾遺・雑秋〉
おちば‐ぶね【落ち葉船】
水面に浮かんでいる落ち葉を船に見立てていう語。「嵐漕ぎ行く—」〈浄・振袖始〉
オーディン【Odin】
北欧神話の最高神。もともと嵐(あらし)の神であるが、文化・軍事・死などをもつかさどる。ゲルマン神話ではウォータンという。