き‐がん【帰雁】
春になって、北へ帰っていく雁。《季 春》「順礼に打ちまじりゆく—かな/嵐雪」
きっくつ‐ごうが【詰屈聱牙】
[名・形動]《韓愈「進学解」から》文章や字句が堅苦しくて難解なこと。また、そのさま。「其角(きかく)、嵐雪(らんせつ)は人事を写さんとして端無く—に陥り」〈子規・俳人蕪村〉
きぼう‐ほう【喜望峰】
《Cape of Good Hope》南アフリカ共和国南西部、ケープ半島南端西側にある岬。1488年ポルトガルのバーソロミュー=ディアスが発見、嵐の岬と命名したが、のち喜望峰と改称。1497年バ...
きまり‐じ【決(ま)り字】
カルタで、取り札を特定できる文字。読み札の一字目で特定できるものを一字決まり、二字目のものを二字決まりなどという。定まり字。 [補説]小倉百人一首の一字決まりは7首あり、一般に「むすめふさほせ」...
くさ‐の‐やどり【草の宿り】
1 草の上に宿ること。野宿。「我が如く物や悲しききりぎりす—に声たえずなく」〈後撰・秋上〉 2 草ぶきの小さな家。草のいおり。「嵐吹く—に我をおきて袂の露ときゆる秋かな」〈正徹千首〉
クリスマス【Christmas/Xmas】
イエス=キリストの誕生を祝う祭り。12月25日に行われる。多くの民族の間にみられた、太陽の再生を祝う冬至の祭りと融合したものといわれる。聖誕祭。降誕祭。《季 冬》「ほんものの樅(もみ)は嵐や—/...
くるう‐ごじゅうど【狂う五十度】
《furious fifties》南緯50度から60度にかけての暴風圏をさす俗称。南極海を航行する船には、常に西から強い卓越風が吹きつけ、吠える40度よりさらに強烈な嵐に見舞われることに由来する...
ぐんきものがたりけんきゅう【軍記物語研究】
国文学者、五十嵐力の著作。昭和6年(1931)に刊行。早稲田大学出版部「文学講義」に連載された論文「軍記物語研究」と、大正9年(1920)の「早稲田文学」秋季特別号に掲載された「平家物語の新研究...
こうやく‐ばり【膏薬張り/膏薬貼り】
1 ふすまや障子などの、破損した部分だけを、小さい紙を膏薬のようにはって一時しのぎに繕うこと。また、その繕ったところ。「煤(すす)けた障子の—を続けながら」〈藤村・嵐〉 2 その場しのぎの処置。
こうらん‐けい【香嵐渓】
愛知県豊田市足助(あすけ)町にある渓谷。矢作(やはぎ)川支流の巴(ともえ)川と足助川の合流点手前にある約1キロメートルの渓流。背後に飯盛山がそびえ、その山麓に香積(こうじゃく)寺がある。紅葉の名...