ね【峰/嶺】
山の頂上。みね。「真白き富士の—」「高き—に雲の付くのす我さへに君に付きなな高嶺と思(も)ひて」〈万・三五一四〉
ね‐おろし【嶺颪】
山から吹きおろす風。やまおろし。
ね‐ろ【嶺ろ】
《「ろ」は接尾語。上代東国方言》峰(みね)。ね。「馬来田(うまぐた)の—に隠り居かくだにも国の遠かば汝(な)が目欲(ほ)りせむ」〈万・三三八三〉
み‐ね【峰/峯/嶺】
《「み」は接頭語。「ね」は山の頂。山を神域とみていう語》 1 山の頂上。山頂。ね。「そびえ立つ—」 2 物の高くなっている所。「雲の—」 3 刀剣・刃物の背。棟(むね)。「包丁の—でたたく」 4...
みね‐ざくら【峰桜/嶺桜】
バラ科の落葉小高木。本州中部以北の高山に自生し、葉は倒卵形で先が尾状にとがる。5、6月ごろ、葉と同時に淡紅色の5弁花を開き、黒い球形の実を結ぶ。たかねざくら。
リンシャン‐カイホー【嶺上開花】
《(中国語)》マージャンで、槓(カン)をしたとき、場に積んである最後の牌(パイ)を引いてきてその牌で上がること。
れい【嶺】
[人名用漢字] [音]レイ(漢) [訓]みね 高いみね。山の頂。「嶺雲/銀嶺・高嶺(こうれい)・山嶺・峻嶺(しゅんれい)・分水嶺」 [名のり]ね [難読]高嶺(たかね)
れい‐なん【嶺南】
福井県、木ノ芽峠以南の地域の称。敦賀市・小浜市と4町からなる。→嶺北
れい‐ほく【嶺北】
福井県、木ノ芽峠以北の地域の称。福井市および7市4町からなる。→嶺南 高知県北部、吉野川上流の地域の称。4町村からなり、四国のほぼ中央に位置する。土佐嶺北。