せい‐らく
《「せいりゃく(政略)」の音変化か。近世上方語》 1 探し求めること。また、吟味すること。詮議。「いっきに—して参上わいな」〈滑・膝栗毛・八〉 2 工面(くめん)。調達。「お金の—した上で」〈伎...
だい‐よう【大用】
1 大便。「小用と違うて、—は工面が悪い」〈続鳩翁道話・三〉 2 ⇒たいよう(大用)
つう‐くつ【通屈】
1 相談すること。話をつけること。かけあい。「惣兵衛と—いたし、茨木屋をば私請合ひ」〈浄・淀鯉〉 2 連絡を取り合うこと。共謀すること。「今夜の手番(てつが)ひ—は、私が配偶(つれあひ)太夫殿の...
て‐づまり【手詰(ま)り】
1 施すべき手段・方法がなくて困ること。特に、金銭の工面に困ること。「交渉が—の状態になる」 2 囲碁・将棋で、局面を有利に進める望みのない状態。てづめ。
て‐づま・る【手詰(ま)る】
[動ラ五(四)]施すべき手段・方法がなくて困る。特に、金銭の工面に困る。「—・っていると思ったら、お前の方でも少しは辛抱して」〈里見弴・多情仏心〉
なにわエレジー【浪華悲歌】
溝口健二監督、依田義賢脚本による映画の題名。昭和11年(1936)公開。家族の借金や学費の工面のために妾(めかけ)になり、男から金をだまし取った女性が、その家族から突き放され転落していく姿を描く...
はじき‐だ・す【弾き出す】
[動サ五(四)] 1 はじいて外へ出す。「指先で—・す」 2 のけ者にして追い出す。仲間はずれにする。「グループから—・される」 3 そろばんをはじいて計算する。「総額を—・す」 4 費用を工面...
ひど
[接頭]《「ひどう(非道)」の音変化》名詞に付いて、ひどい、無道な、などの意を表す。「—工面(くめん)」「—算段(さんだん)」
ひねり‐だ・す【捻り出す】
[動サ五(四)] 1 あれこれ工夫して考え出す。「代案を—・す」 2 工面して費用を調える。捻出する。「旅費を—・す」
めん‐く【面工】
「工面(くめん)」を逆にいった語。「おれもその時分は—がわるくて」〈滑・膝栗毛・三〉