おしゅん‐でんべえ【お俊伝兵衛】
浄瑠璃「近頃河原達引(ちかごろかわらのたてひき)」などの主人公の男女の名。恋敵の官左衛門を刺殺した井筒屋伝兵衛は、相愛の遊女お俊と心中に赴く。実在については諸説がある。
おし‐わ・ける【押(し)分ける】
[動カ下一][文]おしわ・く[カ下二]群がっているものを左右に押しつけるように分け開く。かき分ける。「夏草を—・けて歩く」
お‐タバコぼん【御タバコ盆】
昔の少女の髪形の一。左右の髪を両方から横に合わせてタバコ盆のつるの形に結び、その上にきれを掛けたもの。
おだわら‐ぢょうちん【小田原提灯】
円筒形で、不用のときは畳んで袂(たもと)または懐中に入れて携帯のできる提灯。天文年間(1532〜1555)小田原の甚左衛門の創製という。懐(ふところ)提灯。
おちくぼものがたり【落窪物語】
平安時代の物語。4巻。作者不詳。源氏物語よりもやや早い成立か。中納言忠頼の娘が、継母にいじめられて落窪の間に押し込められるが、左近少将道頼に迎えられ、中納言一家も栄える。継子いじめという陰湿な主...
オッター‐トロール【otter trawl】
オッターボードで網を左右に展開させる底引き網。
オッター‐ボード【otter board】
トロール網を引くとき、水の抵抗を利用して網を展開させるために、左右の袖網(そであみ)の端と引き綱の間に取り付けてある鉄板。
オッド‐アイ【odd eyes】
左右の目で虹彩の色が異なること。猫に多く見られ、その場合は金目銀目ともいう。
おとぎ‐ぼうこ【御伽這子/御伽婢子】
天児(あまがつ)の一。白い練り絹で綿をくるんで、小児の姿に作り、黒糸を髪として左右に垂らした人形。小児の魔よけとした。 [補説]書名別項。→御伽婢子
おとこ‐ばしら【男柱】
橋・階段などの左右の端にある大きな柱。親柱。おばしら。