こせ‐は【巨勢派】
巨勢金岡(こせのかなおか)に始まる画家の家系。代々宮廷の絵所の中心的位置を占め、大和絵の発展に重要な役割を果たした。鎌倉時代以降は奈良興福寺に赴き、絵仏師として室町時代まで活躍。
こせ‐やま【巨勢山】
奈良県西部、御所(ごせ)市古瀬付近にある山。[歌枕]「—のつらつら椿つらつらに見つつ偲(しの)はな巨勢の春野を」〈万・五四〉
こ‐せん【巨川】
非常に大きな川。きょせん。
こせん‐の‐さいしょう【巨川の済渉】
《「書経」説命上の、王が臣下に、もし巨川を済(わた)るときがあったら、汝(なんじ)が舟のかじ取りをせよと言ったという故事から》大きな川を渡ること。臣下の補佐を得て王が政道を行うことのたとえ。
こぶくろ‐ざか【巨福呂坂】
神奈川県鎌倉市雪ノ下から山ノ内へ抜ける坂道。鎌倉七口の一。
こ‐やく【巨益】
「きょえき(巨益)」に同じ。「まさしく称名を追福に修して—あるべし」〈徒然・二二二〉
ごんどう‐くじら【巨頭鯨】
《「ごんどう」は「ごとう(五島)」の音変化か》頭が大きく丸く、吻(ふん)がないハクジラの総称。ハナゴンドウ・カズハゴンドウ・カワゴンドウなど。狭義には、マイルカ科の数種のゴンドウクジラ属、特にマ...