さ・す【挿す】
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》 1 細長い物を、他の物の中に突き入れる。「花瓶にバラを—・す」「かんざしを—・す」 2 挿し木をする。「菊を—・す」 3 (「差す」とも書く)刀などを帯の間...
さす‐て【差す手】
舞で、手を前へ差し伸ばすこと。⇔引く手。
差(さ)す手(て)引(ひ)く手(て)
1 差す手と引く手。舞の手ぶりにいう。「—のあでやかさ」 2 一挙一動。また、何かにつけて。副詞的にも用いる。「—に油断なく、…千貫目余の分限とはなりぬ」〈浮・永代蔵・四〉
させ‐もぐさ【差艾/指焼草】
「さしもぐさ」の音変化。「思ひだにかからぬ山の—誰(たれ)かいぶきのさとは告げしぞ」〈枕・三一八〉
さ‐そん【差損】
売買の結果、価格の改定、為替相場の変動などにより、決済で発生する損失。⇔差益。
さっ‐ぴ・く【差っ引く】
[動カ五(四)]「さしひく」の音変化。「税金を給料から—・く」
さ‐とう【差等】
等級をつけること。また、等級の違い。差別。等差。「待遇に—をつける」
さどう‐かいてん【差動回転】
角速度が動径により異なる回転。主に天文学の分野で天体周囲の降着円盤などの回転を表す。一方、各部分が同じ角速度で回転する場合は剛体回転という。微分回転。
さどう‐しんごう【差動信号】
⇒平衡信号
さどう‐はぐるま【差動歯車】
回転数の異なる二つの軸の歯車が駆動することにより、別の第3の回転を生む歯車機構。自動車の車輪駆動装置などに用いられ、カーブを曲がるときなど、円滑な回転を生む。ディファレンシャルギア。デフギア。デフ。