けん‐ちん【巻繊】
《「ちん(繊)」は唐音》椎茸(しいたけ)・ごぼう・にんじんなどをせん切りにして味付けをし、湯葉で巻いて油で揚げたもの。現在は、つぶした豆腐を野菜とともに油で炒め、醤油・酒などで調味したものをいう...
けんちん‐じる【巻繊汁】
つぶした豆腐とせん切りにした野菜を油で炒め、澄まし汁仕立てにしたもの。《季 冬》
けんちん‐むし【巻繊蒸(し)】
つぶした豆腐とせん切りにした野菜を油で炒め、背開きにした小鯛(こだい)の腹に詰めて、せいろで蒸した料理。
けんど‐ちょうらい【捲土重来】
《杜牧「題烏江亭」の「巻土重来未(いま)だ知る可からず」から》物事に一度失敗した者が、非常な勢いで盛り返すこと。けんどじゅうらい。「—を期する」
けん‐ぱく【巻柏】
イワヒバの別名。
けん‐ぴん【巻餅】
《「ぴん(餅)」は唐音》餅菓子(もちがし)の一。小麦粉・白砂糖・クルミ・黒ごまなどをこね合わせて薄く伸ばして焼き、丸く巻いて小口切りにしたもの。けんぴ。けんぴやき。
へ‐そ【綜麻/巻子】
《「へ」は動詞「綜(へ)る」の連用形から。「そ」は「麻」》紡いだ糸を環状に幾重にも巻いたもの。おだま。おだまき。「—紡麻(うみを)を針に貫きて」〈記・中〉
まい‐ぶみ【巻文】
巻物仕立てにされた文書。まきぶみ。→枚文(ひらぶみ)
まき【巻(き)】
[名] 1 巻くこと。また、巻いた程度。「ぜんまいの—が弱い」 2 書画の巻物。また、その区分。冊子になったものの区分にもいう。「源氏物語の若菜の—を読む」 3 俳諧の付合(つけあい)を長く続...
まき‐あが・る【巻(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 巻いて上にあがる。「蔓(つる)が—・る」 2 舞うように上にあがる。「ほこりが—・る」 3 巻き終わる。「毛糸の玉が—・る」