きん【巾】
1 切れ。切れ地。布。 2 ふきん。手ぬぐい。 3 箏(そう)の13本目の弦。奏者から見ていちばん手前の弦。 4 頭や襟をおおう布。頭巾(ずきん)。「頭(かしら)に紺染(あをぞ)めの—を被(かづ...
きん【巾】
[常用漢字] [音]キン(漢) [訓]きれ 1 布きれ。「巾着/手巾・雑巾(ぞうきん)・茶巾・布巾・三角巾」 2 布製のかぶりもの。「巾幗(きんかく)/頭巾(ずきん)」 [補説]「幅(はば)」「...
きん‐かく【巾幗】
1 中国で、女性の髪飾り。一説に、女性が喪中にかぶる頭巾とも。 2 女性。また、女性的なもののたとえ。「—詩人」
きん‐そう【巾箱】
1 布を張った小箱。 2 「巾箱本」の略。
きんそう‐ぼん【巾箱本】
巾箱にはいるほど、細字で書かれた小形の唐本。袖珍(しゅうちん)本。
きん‐ちゃく【巾着】
1 布や革などで作った、口をひもで締める小さな袋。金銭・薬などを入れて持ち歩いた。 2 「腰巾着」に同じ。 3 江戸時代の私娼の一。 4 遊女屋の遣手婆(やりてばば)。「—は亭主を砂利場辺に置き...
きんちゃく‐あみ【巾着網】
巻き網の一。大きな帯状の網の裾(すそ)に締め綱を通してあり、魚群を取り巻いたあと、巾着のように下方を締めて捕る。イワシ・サバ・カツオなどに用いる。
きんちゃく‐がい【巾着貝】
イタヤガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。殻高4センチくらい。殻は紫赤色で、三角状円形をし、3〜5本の太い放射状の肋(ろく)があり、巾着に似る。相模湾以南に分布。
きんちゃく‐きり【巾着切り】
「掏摸(すり)」に同じ。
きんちゃく‐そう【巾着草】
カルセオラリアの別名。