いんか‐ふ【印花布】
⇒花布(かふ)1
うき‐め【浮き海布】
水面に浮いている海草。多く和歌で「憂き目」に掛けて用いる。「—刈る伊勢をの海人(あま)を思ひやれ藻塩(もしほ)垂るてふ須磨の浦にて」〈源・須磨〉
うすゆき‐こんぶ【薄雪昆布】
ごく薄く削った白色のおぼろ昆布。
えぞ‐わかめ【蝦夷若布】
チガイソの別名。
えちご‐じょうふ【越後上布】
越後の小千谷(おぢや)・十日町などを中心に産する麻織物のうちで、特に上等なもの。指で紡いだカラムシの糸で織り、雪ざらしをして漂白する。この技術は重要無形文化財に登録されている。
えちご‐ぬの【越後布】
⇒越後縮(えちごちぢみ)
おしひき‐ぶんぷ【押(し)引(き)分布】
地震計に記録された初動が、震源から外側に向かう動きを押し、震源へ向かう動きを引きとよび、地図上に観測点の押し・引きの分布を記入したもの。これにより震源での断層運動が推定できる。
おぼろ‐こぶ【朧昆布】
昆布を酢で湿らせ、ごく薄く長く削ったもの。とろろ昆布の一種。吸い物などに用いる。おぼろ。
おん‐しっぷ【温湿布】
温湯に浸してしぼった布で患部を温める治療法。温罨法(おんあんぽう)の代表的なもの。→冷湿布
かかん‐ぷ【火浣布】
1 古代中国で、南方の火山にすんでいる火ねずみの毛で作ったといわれた耐火性の織物。ひねずみのかわごろも。 2 石綿をまぜて織った不燃性の布。日本では、平賀源内が初めて作ったといわれる。