しょうち‐の‐まく【承知の幕】
《江戸時代、役者の間で使われた語から》承知していること。「『あい、そんならざっとやらかしておくれ。垢はよらずといいよ』『おっと—さ』」〈滑・浮世風呂・三〉
しょ‐まく【初幕】
芝居の最初の幕。第一幕。
しん‐にゅうまく【新入幕】
相撲で、十両の力士が初めて幕内の番付に入ること。
じ‐まく【字幕】
1 映画・テレビなどで、題名・配役・説明などを文字で映し出した画面。タイトル。キャプション。 2 特に外国映画などで、会話の翻訳を画面に映し出したもの。スーパーインポーズ。
じょうしき‐まく【定式幕】
歌舞伎舞台の正式な引き幕。右から萌黄(もえぎ)・柿(かき)・黒の3色の縦縞模様があるもの。昔は、各座で色や配色順が異なった。江戸に起こり、明治期に上方へ伝播(でんぱ)。狂言幕。
じょ‐まく【序幕】
1 芝居の最初の幕。 2 物事の始まったばかりのところ。「大会の—を飾る大熱戦」
じん‐まく【陣幕】
陣屋に張り巡らす幕。
そで‐まく【袖幕】
劇場の舞台左右の端に下がっている幕。
たれ‐まく【垂れ幕】
垂れ下げた幕。特に懸垂幕や横断幕のこと。
だいにまく【第二幕】
《原題、The Play Goes On: A Memoir》サイモンの自伝。1999年刊。「書いては書き直し」の続編として、評価と名声を得たのちの作家人生を描く。