うぎょう‐どう【烏形幢】
⇒銅烏幢(どううどう)
がつぞう‐どう【月像幢】
即位などの大儀の式場の庭上に立てた、唐様(からよう)の威儀の具。九輪をつけた黒塗りの柱の頂辺に、光彩をめぐらした銀地の円盤をつけ、中に月桂樹とウサギとカエルをかき入れて月を表示したもの。げつぞう...
げつぞう‐どう【月像幢】
⇒がつぞうどう
きょう‐どう【経幢】
表面に尊勝陀羅尼などを刻んだ石柱・金属柱。唐代に始まり、日本でもつくられた。→石幢
せき‐どう【石幢】
石塔の一。六角または八角の石柱と、仏龕(ぶつがん)・笠・宝珠などからなる。中国から渡来し、日本では室町時代以降のものが多い。 [補説]平成23年(2011)に断面が七角形の石幢が長野県で見つかる。
とう‐とう【幢幢】
[ト・タル][文][形動タリ]炎などが揺れ動くさま。「満目の紫焔—として」〈蘆花・自然と人生〉
どう【幢】
1 昔、儀式または軍隊の指揮などに用いた旗の一種。彩色した布で作り、竿の先につけたり、柱に懸けたりした。はたほこ。 2 魔軍を制する仏・菩薩(ぼさつ)のしるし。また、仏堂の装飾とするたれぎぬ。
どうう‐どう【銅烏幢】
元旦の朝賀や即位礼のときなどに、紫宸殿(ししんでん)の南庭に、威儀を加える用具として立てた幢(はた)。高さ3丈(約9.1メートル)の柱の上に、金盤蓮華座を重ね、その上に金銅の3本足の烏(からす)...
にちぞう‐どう【日像幢】
元日や即位式のときの威儀の具の一。黒塗りの高さ3丈(約9メートル)の柱に、金漆塗りの九輪を貫き、その上に日にかたどった金漆塗りの円板に朱で3本足の烏を描いたものをつけたもの。儀場の庭上に立てる。...
はた‐ほこ【幢】
《「はたぼこ」とも》上部に小旗をつけた鉾(ほこ)。朝儀や法会で儀仗(ぎじょう)として用いる。