びぶんかんしょう‐けんびきょう【微分干渉顕微鏡】
干渉顕微鏡の一。ノルマルスキープリズムという特殊なプリズムを用いて二つの偏光に分割し、その光線のずれを対物レンズの分解能以下にしたもの。光線を再び合成して光の干渉を起こさせ、光路差のわずかな違い...
ビーム‐フォーミング【beam forming】
無線通信で、アンテナの指向性をある特定の方向に高めて通信品質の向上を図る技術。同じ出力の電波でも強度を高められ、また干渉を防ぐ効果がある。無線LAN機器などで採用される。
フェージング【fading】
ラジオ・無線電信などの受信電波の強さが、相互干渉や電離層の状態変化などによって変化する現象。
ふ‐かんしょう【不干渉】
干渉しないこと。かかわりあいをもたないこと。「内政—」
ふごうかん‐かんしょう【符号間干渉】
デジタル信号による通信で、隣接する符号の間で干渉し、正しく伝送されないこと。無線通信や放送用電波によるマルチパスが原因となるほか、帯域幅を狭くしたときなどに生じる。これを防ぐため、誤り訂正符号を...
ふじわら‐の‐こうか【藤原の効果】
1000キロメートル内に二つ以上の台風または熱帯低気圧が存在するとき、相互に干渉して複雑な動きを示す現象。一方が他方に取り込まれる、回転する、追いかける、並行移動するなどの六つの振る舞いに分類さ...
ふぶん‐りつ【不文律】
1 「不文法」に同じ。⇔成文律。 2 互いに心の中で了解し合っているきまり。「干渉しないのがわが家の—だ」
ブイ‐エル‐ティー【VLT】
《Very Large Telescope》ヨーロッパ南天天文台(ESO)が建設した大型光学赤外線望遠鏡。チリ、アタカマ砂漠のパラナル山に設置。口径8.2メートルの望遠鏡4台で構成され、それぞれ...
ブイ‐エル‐ビー‐アイ【VLBI】
《very long baseline interferometry》超長基線電波干渉計。数千キロ離れた二つの電波望遠鏡により非常に長い基線を得て、天体の精密観測や遠く離れた二点間の正確な距離測...
ぶったい‐こう【物体光】
ホログラフィーにおける物体からの反射光。記録材料に照射する参照光と光源を同じくする。この参照光の位相を基準として、物体光との間で干渉が生じ、立体像が得られる。